HTTPステータス・コード

最終更新日:2005年09月05日

RFC

HTTPのRFCは、

です。


ステータス・コード


カテゴリ カテゴリの意味
1xx インフォメーション
2xx 正常終了
3xx リダイレクト(処理の変更通知)
4xx クライアント・エラー
5xx サーバ・エラー

ステータス・コード 1.0 結果フレーズ
100   Continue
101   Switching Protocols
200 OK
201 Created
202 Accepted
203   Non-Authoritative Information
204 No Content
205   Reset Content
206   Partial Content
300   Multiple Choices
301 Moved Permanently
302 Found (1.0 : Moved Temporarily)
303   See Other
304 Not Modified
305   Use Proxy
307   Temporary Redirect
400 Bad Request
401 Unauthorized
402   Payment Required
403 Forbidden
404 Not Found
405   Method Not Allowed
406   Not Acceptable
407   Proxy Authentication Required
408   Request Time-out
409   Conflict
410   Gone
411   Length Required
412   Precondition Failed
413   Request Entity Too Large
414   Request-URI Too Large
415   Unsupported Media Type
416   Requested range not satisfiable
417   Expectation Failed
500 Internal Server Error
501 Not Implemented
502 Bad Gateway
503 Service Unavailable
504   Gateway Time-out
505   HTTP Version not supported

※ 1.0:○=1.0/1.1共通,無印=1.1より追加


ステータス・コードの定義

Informational 1xx

100-199 の範囲のステータス・コードは、クライアントのリクエストを受け取り、現在処理中であることを示す。

100 Continue

リクエストの最初の部分を受信した。クライアントはそのリクエストを続行することができる。

101 Switching Protocols

サーバはクライアントのリクエストに従い、プロトコルを Upgrade ヘッダ・フィールドで指定されたものに切り替える。


Successful 2xx

200-299 の範囲のステータス・コードは、クライアントのリクエストが正常終了したことを示す。

200 OK

クライアントのリクエストは正常に終了した。サーバの応答にはリクエストされたデータが入っている。

201 Created

新しいURIが作成された場所に使用されるコード。このコードと一緒に新しいデータの格納場所を指定する Location ヘッダが返される。

202 Accepted

リクエストは受け付けられたが、処理は完了していない。このリクエストは、実際に処理される時に拒否されるかもしれないので、最終的に動作されるかどうかは不明である。

203 Non-Authoritative Information

ヘッダの情報が、ローカルかサードパーティのコピーからのもので、オリジナルのサーバのものではない。

204 No Content

リクエストは受け入れたが、レスポンスにメッセージボディは含まれない。ブラウザは、このレスポンスを受けてもドキュメント・ビューを更新するべきではない。

205 Reset Content

サーバはリクエストを受け入れたので、ユーザエージェントは送信されたリクエストをもたらした現在の画面をリセットすべきである。データ入力を行うCGIアプリケーションでの使用に適している。

206 Partial Content

サーバはリソースに対する部分的 GET リクエストを受け入れた。リクエストは、望む範囲を示すための Range ヘッダフィールドを含めなければいけない。また、リクエストを条件付きにしたければ、If-Range ヘッダフィールドを含んだ方がよい。


Redirection 3xx

300-399 の範囲のステータス・コードは、リクエストが実行されなかったことと、クライアントがそのリクエストを正常終了させるためには更にアクションが必要であることを示す。

300 Multiple Choices

要求さてたURIは、2個以上のリソースを参照している。例えば、URIは複数言語に翻訳されているドキュメントを参照することができる。サーバによって戻されたボディ部には、正しいリソースを選択する方法に関してより詳しいデータのリストを入れることができる。

301 Moved Permanently

要求されたURIは、サーバではもう使用さてれおらず、要求の中で指定された操作は実行されなかった。要求されたドキュメントの新しいURIは、Location ヘッダに指定されている。そのドキュメントに対するこれ以降の要求ではすべて、新しいURIを使用しなければならない。

302 Found (1.0 : Moved Temporarily)

要求されたURIは一時的に移動されている。Location ヘッダに新しい場所が指定される。このステータスコードを受け取ったら直ちに、クライアントは新しいURIを使って、要求を解決しなければならない。ただし、これ以降の要求では古いURIを使用しなければならない。

303 See Other

要求されたURIは、別のURI(Location ヘッダの中で指定されたもの)にある。そのリソースをGETして読み出す必要がある。

304 Not Modified

これは、指定された日時以降、ドキュメントが無修正である場合の If-Modified-Since ヘッダに対応する応答コード。ボディ部は送信されないので、クライアンントは自分でコピーしたものを使用しなければならない。

305 Use Proxy

リクエストされたURIには、Location ヘッダ中で指定されたプロキシサーバを介してアクセスしなければならない。

306 (Unused)

未使用。将来のために予約されている。

307 Temporary Redirect

リクエストされたリソースは、一時的に別のURIに属している。一時的URIは、レスポンス内の Location ヘッダによって与えられる。


Client Error 4xx

400-499 の範囲のステータス・コードは、クライアントのリクエストが未完了であることを示す。クライアント側で必要な詳細情報が示される場合がある。

400 Bad Request

クライアントのリクエストに構文エラーがある。

401 Unauthorized

クライアントにはデータにアクセスする権限がない(ユーザ認証が必要)。サーバは、WWW-Authenticate ヘッダと一緒にその要求が適正な権限を持っていなかったのとを示すレスポンスを返す。クライアントがこのURIを再度要求する場合は適正な権限が必要。

402 Payment Required

このコードは、将来の使用のため予約されている。

403 Forbidden

サーバがクライアントに対して処理を行いたくない(あるいは、その方法がない)という理由で要求は拒否された。

404 Not Found

指定されたURIでのドキュメントは存在しません。

405 Method Not Allowed

このコードは Allow ヘッダと一緒に提供され、クライアントによって使用さてた方式がこのURIではサポートされていないことを示す。

406 Not Acceptable

クライアントによって指定されたURIは存在するが、クライアント側が必要とする形式でない。このコードと一緒に、サーバは Content-Language ヘッダ、Content-Encoding ヘッダ、Content-Type ヘッダを提供する。

407 Proxy Authentication Required

プロキシサーバが要求を転送するためには認証が必要。Proxy-Authenticate ヘッダ中で使用される。

408 Request Timeout

クライアントがあらかじめ決められた時間内(通常は、サーバのコンフィグレーションで指定)ですべての要求を生成できなかったため、サーバがトランザクションを切断したことを示す。

409 Conflict

要求が別の要求と競合したか、あるいはサーバの設定と矛盾していることを示す。競合または矛盾に関する情報は、レスポンスのデータ部分で戻されなければならない。

410 Gone

リクエストされたURIがもう存在せず、サーバから永久に削除されたことを示す。

411 Length Required

サーバは、リクエストの中に Content-Length ヘッダの指定がないと要求を受け付けない。

412 Precondition Failed

リクエストの中の1個以上の If... ヘッダで指定された条件が偽と評価さた。

413 Request Entity Too Large

リクエストエンティティが大きすぎるため、サーバはリクエストの処理を拒否している。

414 Request-URI Too Long

リクエストされたURIが長すぎるため、サーバはリクエストの処理を拒否している。

415 Unsupported Media Type

リクエストのエンティティーがサポートされていない形式であるため、サーバはリクエストのサービスを拒否している。

416 Requested Range Not Satisfiable

リクエストが Range ヘッダフィールドを含み、範囲指定値が選ばれたリソースの現在の範囲に重なっておらず、リクエストに If-Range リクエストヘッダフィールドを含んでいなかった。

417 Expectation Failed

Expect リクエストヘッダフィールドによって与えられるこの拡張は、このサーバでは受け入れる事はできない。


Server Error 5xx

500-599 の範囲のステータス・コードは、サーバがエラーを検出したため、クライアントのリクエストを実行できない場合があることを示す。

500 Internal Server Error

予期しない状態のため、サーバは要求を完了することができなかった。サーバの一部(例えば、CGIプログラム)がクラッシュしたか、あるいは設定エラーが発生したことを示す。

501 Not Implemented

サーバは、リクエストされた機能をサポートしていない。

502 Bad Gateway

ゲートウェイやプロキシとして動作しているようなサーバが、リクエストを実行しようと呼び出しているアップストリームサーバから不正なレスポンスを受け取った。

503 Service Unavailable

サーバが一時的な過負荷かあるいはサーバのメンテナンスのため、現在リクエストを扱うことができない。サーバは、もし分かるなら、遅延時間の長さを Retry-After ヘッダが示す事ができる。

504 Gateway Timeout

ゲートウェイやプロキシサーバがタイムアウトになったということを除いては、408と同じ。

505 HTTP Version Not Supported

サーバは、このリクエストメッセージで使用されているHTTPプロトコル・バージョンをサポートしていない、あるいはサポートを拒否している。