cronログのフォーマット(Solaris)
最終更新日:2006年07月25日
はじめに
概要
Solaris のcronログ(cronlog)のフォーマット。
cronログ(cronlog)
出力例
cronのログは /var/cron/log に出力される。
! *** cron started *** pid = 203 (火) 7月 18 17:46:43 2006
> CMD: [ -x /usr/sbin/rtc ] && /usr/sbin/rtc -c > /dev/null 2>&1
> root 1046 c (水) 7月 19 02:01:00 2006
< root 1046 c (水) 7月 19 02:01:00 2006
> CMD: /usr/lib/patch/swupAuto > /dev/null 2>&1
> root 1052 c (水) 7月 19 02:31:00 2006
< root 1052 c (水) 7月 19 02:31:05 2006
> CMD: /usr/sbin/logadm
> root 1086 c (水) 7月 19 03:10:00 2006
< root 1086 c (水) 7月 19 03:10:00 2006
> CMD: [ -x /usr/lib/gss/gsscred_clean ] && /usr/lib/gss/gsscred_clean
> root 1129 c (水) 7月 19 03:30:00 2006
< root 1129 c (水) 7月 19 03:30:00 2006
> CMD: 1153787298.a
> user1 1218 a (水) 7月 19 09:28:20 2006
< user1 1218 a (水) 7月 19 09:28:21 2006 rc=1
> CMD: 1153787505.b
> user1 1298 b (水) 7月 19 09:31:59 2006
< user1 1298 b (水) 7月 19 09:31:59 2006
! SIGTERM (水) 7月 19 10:51:36 2006
! ******* CRON ABORTED ******** (水) 7月 19 10:51:36 2006
フォーマット
! メッセージ
> CMD: 実行したコマンド
> ユーザ名 プロセスID ジョブタイプ 開始時間
< ユーザ名 プロセスID ジョブタイプ 終了時間 [rc=リターンコード]
- 行頭文字による行の識別
- !:cronデーモンからのメッセージ(cronデーモンの起動や終了など)
- >:ジョブの開始メッセージ
- <:ジョブの終了メッセージ
- ジョブタイプ
- a:at ジョブ
- b:batch ジョブ
- c:cron ジョブ
- rc=リターンコード
- ジョブのリターンコード
- リターンコードが"0"以外の時に付けられる("0"の時には付かない)
おまけ
cronログの出力停止
/etc/default/cron で設定できる。
ログを出力する(デフォルト)。
CRONLOG=YES
ログの出力を停止する。
CRONLOG=NO
cronログのローテーション
指定されてサイズを超えると /var/cron/log は /var/cron/olog に置き換えられる。
ローテーションの実行はSolarisのバージョンによって異なる。
- Solaris 10:root の cron で /usr/sbin/logadm を実行(設定は /etc/logadm.conf)
- Solaris 9 以前:root の cron で /etc/cron.d/logchecker を実行
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